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うらほろ農業Q&A

Q1 浦幌町はどこにあるの?

 浦幌町は北海道十勝管内の最東端に位置し、東は丘陵山脈、南は太平洋に面した南北に長い町です。
「浦幌」とは、アイヌ語のオーラポロ(川尻に大きな葉の茂るところ)から起ったものと言われています。

Q2 浦幌町の農業は?

 浦幌町の総面積729.75kuのうち農用地面積は約110ku(11,000ha)です。 寒冷な気象条件にありながらも、近代技術の導入と土地基盤整備を進めることで畑作(小麦・豆類・馬鈴薯・甜菜)と酪農・肉牛を主体とした農業を行っています。

Q3 うらほろの小麦でパンは作れるの?

 浦幌町では、小麦の作付けが約1,400haあります。生産されている約95%が、日本の麺に適している品種「キタホナミ」で多くが麺類(うどん等)の原料となります。
 平成24年からは「きたのかおり」という品種の生産も開始されました。
 「きたのかおり」はタンパク質の含有量が多い強力粉品種で、国産小麦粉としては数少ない「パン」や「パスタ」に最適な小麦です。
 近年のパン人気や、食の安心・安全性への関心の高まりから北海道産の麦が注目されています。

Q4 うらほろの豆があんこ(餡)になるの?

 浦幌町で生産されている豆は、大豆・小豆・金時豆・手亡・白花豆などです。農作物の作付面積の約17%(約900ha)が豆類です。
 特に、あんこ(餡)の原料として利用されている豆は「小豆」で黒あんになります。生産された「手亡」も、白あんの原料として一部利用されています。
 JAうらほろでは、通常の乾燥豆だけではなくフリーズドライ製法により「そのまま食べる」ことが出来るようにした豆の加工品も販売しております。
 また、「高級菜豆」といわれる白花豆を原料にして加工した甘納豆も取り扱っております。

Q5 うらほろの新じゃがはいつになったら食べれるの?

 浦幌町の食用イモ(馬鈴薯)で、一番早い時期に食卓へ届くのは「男爵」という品種になります。コロッケや肉じゃがに適したホクホク感が強いイモです。
 男爵イモは、8月の下旬から収穫が開始され9月の中旬頃には「新じゃが」として提供が可能となります。
 その後、北海コガネ(9月中旬頃収穫開始、ポテトサラダ向き)、メークイン(9月下旬頃収穫開始、カレー・シチュー向き)と続きます。
 食用・加工用イモの生産面積は約150haあります。面積は大きくありませんが、ポテトチップスの原料となる「トヨシロ」という品種も生産されています。

Q6 うらほろではでん粉や砂糖の原料も作っているの?

 でん粉の原料は、馬鈴薯・とうもろこし・小麦・タピオカ・米などです。また、砂糖の原料はサトウキビと甜菜(ビート)になります。
 浦幌町では、でん粉原料として約700haのでん粉専用品種のイモ(馬鈴薯)の作付をおこなっております。
 また、砂糖の原料用には寒さに強く、寒冷地作物として適している甜菜(ビート)を約1,650ha作付けしています。
 浦幌町では、農作物の作付面積の約30%を甜菜(ビート)がしめており、畑作農家の輪作体系を進め土地を維持する為にも必要な作物です。

Q7 うらほろで野菜は作れるの?

 浦幌町では、カボチャ(約41ha)や大根(約28ha)、長いも、玉ねぎ、人参、チンゲン菜などの生産が行われています。また、近年は「そば」の作付けもあります。
 「JAうらほろチンゲン菜部会」が生産するチンゲン菜は、北海道が審査・認証する「Yes!clean 農産物表示制度」に登録されています。
 「十勝川西長いも」は十勝管内8JAで生産されており、浦幌町での生産物も「十勝川西長いも」として国内外に出荷されています。

Q8 牛乳が搾れる牛は特別なの?

 牛乳を搾っている牛のほとんどは、白に黒の模様が入っているホルスタイン種です。浦幌には、約4,100頭の搾乳中の牛と約2,800頭の育成中の牛がいます。
 しかし、どの牛からいつでも牛乳を搾ることができるわけではありません。人間と同じように出産後のメス牛からだけ、おいしくて健康に良い牛乳を搾ることが出来ます。

Q9 牛乳はどのくらい搾れるの?

 育成中のメス牛は、生後約14ヶ月で種付けされ、それから9〜10ヶ月後に初めての出産となります。出産後は次の子供を産むまでの10〜12ヶ月くらいの間が搾乳期間です。
 搾乳期間中には、1頭から毎日約30リットルの牛乳を搾ることが出来ます。1年間にすると約9,000リットルにもなります。
 出産から3ヶ月前後に種付けをおこない、それから9〜10ヶ月後には次の出産となります。このサイクルを繰り返すことで、たくさんの牛乳を搾ることが出来ます。

Q10 スーパーの牛肉に種類はあるの?

 一般的にスーパーに並んでいる国産牛は、「ホルスタインのオス」「搾乳の終わったホルスタインのメス」「和牛とホルスタインの交雑牛」「和牛」に分けられます。
 浦幌町では、肉用に黒い毛の牛(黒毛和牛)が育てられています。この牛は、肉質が良く美味なため各地で飼養され、神戸牛、松阪牛などはこの種です。
 現在は、母牛が約2,500頭、生まれてから10ヶ月までの牛が約1,200頭、肉として出荷されるまで(その後20ヶ月程度)の牛が約150頭ほどいます。

Q11 牛肉の格付けとは何?

 牛肉の等級は2つに分けられています。ひとつは、歩留まり等級(同じ体重の牛でたくさんの肉が取れるか)を、A、B、Cで表しています。
 もうひとつは、肉質等級(「脂肪交雑」「肉の色沢」「肉のしまりときめ」「脂肪の色沢と質」の4項目)について、5、4、3、2、1で表されます。
 表示では2つの等級を組み合わせた「A−5」が最高で、ほぼすべてが肉用として最適とされる和牛です。浦幌町で生産される黒毛和牛も、「うらほろ和牛」として販売されています。

Q12 うらほろで競走馬を生産してるの?

 浦幌町で生産される競走馬は、「ばんえい競馬」で活躍しています。ばんえい競馬とは、「ばん馬」が750s以上もあるソリを引いて力とスピ−ドを競うレ−スです。
 ばん馬は、古くは農耕具などを牽引するための動力として用いられており、浦幌町は優秀馬の生産地として当時は「馬産王国」とまで言われていました。
 しかし、農業機械が普及した現在では農耕馬としてではなく、能力テストに合格した馬が競走馬として帯広ばんえい競馬に出場しています。

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